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発泡ウレタンのテクニック | 発泡ウレタン(ウレタンフォーム)専門店


発泡ウレタンスプレー缶を上手に使うためのコツは大きく2つ。1つは使用手順、もう一つは施工手順。使用手順を学び、施工手順を間違えないことがポイントです。一辺倒に自分の使いみちだけで発泡ウレタンを勉強しようとせず、できれば代表的な用途やノーマルな施工法を知ることで自分の用途でのヒントを探すことも発泡成功の近道です。発泡ウレタンの施工は勢いを調節するテクニックが最重要です。用途によってはノズルタイプではうまくいかないこと、ガンタイプで使わなければうまくいかないこともあります。市販の廉価版ではノズルでしかつけないもの、ガンでしか使えないものがあるため注意が必要です。いろいろな活用事例を学んでおくことがコツを知るうえでは有意義なことです。もちろん、物性、技術資料や机上のデータ大事なことではありますが、現場発泡品ですので机上のデータはあまり役に立ちません。技術資料やカタログに書いていないノウハウを得るには発泡ウレタンが固まった後のことだけを考えるのではなく、硬化プロセス、接着する特長、発泡充填ができるといったメリットに着目することです。


断熱や気密、工作や造形、DIYや日曜大工などの目的で発泡ウレタンスプレーを発泡させて使うテクニックとコツのアドバイスは実際にお客様が計画されている用途、使いみちによって異なります。発泡ウレタンスプレー缶の専門家としてはお客様へのアフターサービスよりもビフォアサポートが大切であると認識しております。商品をご購入いただくお客様に前もってアドバイスできる施工法やノウハウの内容はそれぞれ異なりますので、疑問点はエアータイトまで事前にご相談ください。

何をしたいのか、どこにしたいのか、をご相談いただくなど発泡ウレタンスプレーという製品はワンツーワンでの応対が重要と言われております。造形、車のエアロ補修や裏側の補強、空隙充填、削り出しの応用、工作や美術、エアータイトフォームでできそうな用途の全体像を想像してみると質問すべきことも明確になろうかと思います。

テクニックの取得は実際に使ってみなければ話になりません。一度でも使ってみると論より証拠で自然にノウハウやコツに気が付きはじめ、自分が施工したい用途で特長をフル活用できるようになることでしょう。他人の能書き、クチコミや書き込み、販売員の売り込みによる判断より、自分でテストして触ることが大切なことと言えます。

用途として発泡ウレタン断熱材といった使いみちならば、ごく単純ですので、製品を取扱手順に従って缶から泡を出せばよいだけです。硬質発泡ウレタンには断熱性能があるので何もしなくても断熱材になるからです。専門的な知識は不要ですので自分自身でも断熱施工は可能です。ただし、こういった効果を発揮させるには何よりも丁寧に施工しなくてはいけません。どんなに優れた断熱材や断熱システムであっても実際の作業者が不適当な施工をしてしまうと十分な効果は発揮できません。もちろん、部位によっては発泡ウレタンスプレー缶の施工は失敗がつきものですので、正しく使用して、正しく施工して、良好な発泡体に仕上げるにはやはりお客様のテクニックが必要となります。

エアータイトフォームの採用は発泡させる設備は不要で、機器装置などの大掛かりな予算も必要としません。シンプルに発泡ウレタンスプレー缶を購入いただくだけです。正しい使用手順を学び、テスト施工で発泡フォームがうまく固まる条件を確認して、お客様の用途での正しい発泡方法を確立し、実際の施工時は温度や湿度の条件を整えて、作業中断の仕方、作業の終え方、使い終わった空き缶の処分方法、この流れを把握しておけば安心です。

ただし、本品は多目的な用途、様々な箇所に使用されることからも専門的なアドバイスが必要となることもあります。発泡ウレタンスプレーという製品は専門商品ですので、本来、ホームセンターなどの小売店で流通させるような商材ではありません。お店の店員に商品のことを聞いても詳しいことは教えてくれません。メーカーの営業担当者であってもカタログに書いてあるようなことしか知らないのが実態であり、商品のことを知らないようなスタッフが営業しながら販売し、競合の真似事で、価格競争で販売しているような廉価版の商品も存在します。

テクニックとコツの習得で最も大事なことは発泡ウレタンスプレー缶は発泡させる部位によって推奨する吐出方式が異なってくることを知っておく点です。ノズルで使うべきか専用吐出ガンで使うべきか大変に重要です。市販品の廉価版ではノズルでしか使えないもの、ガンでしか使えないものがあるので注意が必要です。もちろん、使い勝手は製品を使ってみれば直ぐわかることですが、ここで解説している内容を参考にしていただき、教科書としてではなく、アドバイスという観点で内容を理解していただくと良いと思います。発泡ウレタンスプレー缶のテクニックにバイブルや資格は不要です。まさに、自分流、慣れと腕次第です。

発泡ウレタンスプレー缶は現場発泡品という性質上、厳密、正確を必要とする使途の場合は、技術データや理論上だけでなく、お客様側で試作やモックアップで発泡試験による検討を推奨します。エアータイト社では共同実験も受付しておりますので、気兼ねなくご相談ください。工夫する方法とはテスト施工してみなければ絶対に見えてきません。事前のノウハウを持たない状態で発泡テストをしても、ほぼ無意味です。このことからもテスト段階で失敗される方が結構多く見受けられますのでご注意ください。なぜ失敗してしまうのか、どのようにテストを行うべきか、こういったことまでご相談ください。お客様の計画が無謀なものはやはり無理なこともありますし、発泡ウレタンに負荷を掛けすぎるような用途は否定することもあります。

発泡ウレタンスプレー缶の使用操作は泡の出方や勢いの癖を知り、これに少し慣れてしまえば差ほど難しいことではありませんが、決して誰にでも簡単という材料ではありません。使い慣れている方でも油断すれば吐出した泡で周囲や衣類を汚してしまうことも多々あります。経験上、エアータイトフォームの施工時は下記にご案内するアイテムを事前に用意準備しておくと、万が一、イザというときに役立ちます。

また、作業時に周囲や器具、手肌などにフォームが付いてしまった場合に固まる前のウレタン残液をティッシュペーパーで拭き取ろうとするとティッシュがベトベトに千切れてしまい酷くなってしまいます。また、ウレタン汚れは性質上で非常に汚れを落としきることが困難となるため、後から汚れを落とすことを考えるのではなく、汚れても大丈夫なように養生や作業着や軍手の着用を推奨します。固まる前のフォーム汚れの拭き取りは、雑巾、ウエスを用いて、可能ならばエアータイトクリーナーの洗浄液を染み込ませた状態でふき取りを行ってください。それでもウレタン原液は接着剤の一種ですので繊維や衣類に汚れがつくと、薬剤や洗浄剤を用いても汚れを完全に落としたり、拭き取ることは困難です。シミが残ることがあります。従って、発泡ウレタンの作業は、面倒でも、万が一に備えて作業服の着用や周囲への養生やマスキングが大切な心構えとなります。

発泡ウレタンのテクニックとは吐出量を加減しながら作業ができるのか、立体的なイメージで作業できるのか、そして汚れないように作業できるのかです。




1.発泡ウレタンを使用するときは軍手や作業服を着用する。

発泡ウレタンの缶から出てくる泡は正常に使用して不意に勢いよく噴射しない限り、周囲に飛び散ることはほぼありません。しかし、不慣れな操作、中断後に汚れたまま再吐出をする、などで目的以外のところにフォームが吐出することもあり得ます。また、吐出したフォームは見た目だけでは、硬化したのか、硬化していないのか、がわかりません。興味本位で触ってしまう方も多いのでご注意ください。もちろん、固まる前のフォームを誤って触ってしまうこともありますし、頭上の方向に発泡施工する場合など吐出したフォームが自分に垂れ落ちてくることもあります。ケースバイケースですが、頭髪に付着するのが最も厄介ですので、作業着や軍手以外にも、頭にタオルを巻く、ヘルメットで保護することも推奨となります。

軍手

2、発泡ウレタンを吐出する際は手元に霧吹きやスポイトを用意しておく。

1液性の硬質発泡ウレタンは吐出してから湿気と反応硬化するものです。通常、1面接着の場合で規定通りに1回での仕上げ厚さは5センチほどに抑える量(吐出量で2から3センチ)ならば、差ほど湿気のことを心配する必要はないですが、どんなサイズであれ固まるまでのフォームは大気中の湿気とゆっくり反応して固まるものです。ビニル面や2面接着以上の場合、一回でどんどん厚く仕上げるとき、箱やパイプの中に施工する場合には、吐出前、吐出中に水霧吹きをして、接着面や吐出した泡を軽く湿らせておくと綺麗に固まります。特に一気に厚く仕上げる際、連続での重ね塗りの場合は、一回目に出した泡の表面に軽く水霧吹きをしてから重ね塗りを行うことが発泡硬化をスムーズにさせるテクニックの一つです。

霧吹き

3、発泡ウレタンを吐出する前に大き目のビニル袋を用意しておく。

発泡ウレタンを新たに使用開始するときや再吐出するときなど、正常にフォームが吐出されることの確認作業で数秒の試し吐出をする場合があります。また、専用吐出ガン取り外すときはビニル袋の中で納まるようにして取り外す必要があり、こういったときにも45リットルほどのビニル袋が必要になります。作業中にビニル袋を探しても間に合いません。事前に手元に置いておくと安心です。また、エアータイトクリーナーによる洗浄廃液や、余ったウレタン本体の中身を処分排出してしまうときにもビニルは必要です。ビニルの中に入れたフォームはそのままでは直ぐに固まらないのでため、袋はすぐに閉じず、数時間は開放したままで空気に触れやすいようにしておいてください。もしくは、ビニルの中に入れたフォームに水をコップ半分程度入れ、ビニルごとフォームを軽く揉んでから放置すれば約10から20分前後で素早く時短させて発泡硬化させることができます。

ビニル袋

4、発泡ウレタンは固まった後にカッターナイフで切断加工ができる。

発泡ウレタンの固化物はカッターナイフで削ることができます。特に、専用吐出ガンを使用後に先端部が残液汚れで固化してしまった場合などカッターナイフで固化物汚れを除去するためにカッターナイフがあると便利です。もちろん、施工物で余分な発泡箇所、硬化した後のフォームをカットして厚みを整えたり、少量を削って加工する場合にも使用します。ウレタン硬化体はサクサクとカッターナイフで切れますが、割と密集した硬化体なので刃の細いナイフでは不意に折れる事が多いのでご注意ください。施工物が複合硬化体のときは、ノコギリの方が切断作業はしやすいです。

カッターナイフ

5、発泡ウレタンを施工する周囲への養生用で養生シートや新聞紙を用意する。

発泡ウレタンの施工時に汚れるタイミングはフォームが飛び散るときだけでなく、吐出中断時に置いた缶のノズルや専用吐出ガンの先端部に残るフォームが下に垂れ落ちるときに床を汚してしまうことがあります。飛び散りの注意だけでなく、注入作業などで発泡硬化していく過程での余分なフォームの食み出し汚れにも注意してください。床にフォームが垂れ落ちたり、予想より多く吐出してしまい発泡したときのことも考えて、施工物の周囲には養生シートや新聞紙やマスキング等で保護しておくと安心です。特に、目に見えない箇所への注入発泡の際は泡の入れすぎによる発泡漏れに注意してください。 もちろん、気が付かない付着汚れからの再付着にもご注意ください。

養生シート

6、発泡ウレタンの吐出時に泡が暴れる場合の対策方法。

発泡ウレタンの施工接着面が1面での施工時は、施工面と液出口であるノズル先端の距離は近づけ過ぎると噴出の勢いで泡が暴れて、均一量を塗布しにくくなります。固まったときの接着の食いつきも悪くなり、この状態のまま固まると面と接着ぬれのバランスが不安定なので仕上がりとしてはあまり好ましくありません。


7、発泡ウレタンの吐出勢いを落ち着かせるテクニック。

写真のウレタンフォームの様に、施工面と液出口であるノズル先端を約10ミリほど離して塗布を進めると、落ち着いて均一量のフォームを施工しやすく、みっちりとくっ付く感じで、硬化した際の食いつき具合が良くなります。塗布しながら奥に移動させるのではなく、泡を出しながら奥から手前に塗布スライドさせると施工サイズが安定します。


8、発泡ウレタンを平面で仕上げたい場合の塗りつけ方法。

発泡ウレタンを、面状態で仕上げるときは棒状に徐々に塗りつけていきます。スプレー噴射ではないので小面積施工でも飛び散ることはありませんが、厚く塗りすぎると垂れ落ちます。側面への一度塗りは塗布厚み10ミリから20ミリ未満に抑え、長さは200ミリ前後にする、三本川のように間隔を開けておくなどで、一塊りを大きくしないこともテクニックの一つ。


9、発泡ウレタンをできるだけ均一なサイズで塗布する方法 。

ウレタンフォームを棒状に出す場合、仕上がったときの面との食いつきを良くするために、フォームを塗布しながら奥から手前に移動スライドさせていくと塗り付けやすい。移動していくスピードと勢いを一定に保つのがコツ。


10、発泡ウレタンがうまく固まらない場合の水霧吹きテクニック。

スプレー缶の発泡ウレタンを施工する例として、2Lのペットボトル位の充填物ならば、フォームを入れる前に水霧吹きで内面を水滴が付く程度濡らしてから充填をすれば、出ガスの穴は無くても、底の方から内部で綺麗に発泡固化できる。


11、発泡ウレタンを入れる量を半分くらいに抑えておくテクニック。

発泡ウレタンのスプレー缶で言われる発泡倍率2倍というイメージは、紙コップやペットボトルの中にフォームを高さ半分くらい充填し、発泡して固まった時に満タンになっているといったイメージ。目的サイズの半分を目安に施工すると良い。


12、発泡ウレタンならではの硬化後のスキン層をなるべく残すテクニック。

ウレタンフォームを吐出した泡は、空気に触れて固まる表面部分だけツルツルで水も弾く感じに仕上がる。この部分をカッターナイフで切ってみると、中身はスポンジのように少しザラザラしている状態である。


13、発泡ウレタンを使った目に見えない内部で発泡させるテクニック。

市販される継ぎ目テープの施工では表面だけのシールなので隙間内部は空洞のまま。発泡ウレタンならウレタンフォームが継ぎ目の内部まで埋まるので周囲と一体化でき、硬化後の仕上げはカッターで切断加工ができる。


14、発泡ウレタンを中空で泡を食い付かせるテクニック。

施工したい空間の幅が50ミリを超えるような場合で、この空間の手前だけを埋めたい場合には、奥側にバックアップ材を軽く詰めてからウレタンフォームを充填する。水のように浸み流れることはない。


15、面で垂れ無いように発泡ウレタンを施工する塗り付け。

画像は発泡ウレタンを使う実験として段ボールの外面に10ミリ厚みで塗ってみたもの。周囲にフォームは飛び散らず、ゆっくりと面施工ができる。天井面をイメージして蓋に下向きで薄く塗ってみたが、小面積なら垂れ落ちない。



発泡ウレタン ノズルで使う 発泡ウレタン 吐出ガンで使う